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こんなに生きるはずじゃなかった 老人ホームの月額費用はいくらまで?

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私たち定年世代は、親や自分の老後を真剣に考える時期ですね。もう、親が老人ホームに入居している人も多いかもしれません。

親を無事に送り出したら、次は自分の番です。親が長生きした場合、親も自分もホームのお世話になる可能性もゼロではありません。

老人ホームの費用を決める

今は、「自分の老後は子供に看てもらおう」と思っている人は昔に比べて圧倒的に少なくなっています。

三世代同居家族が減り、核家族が当たり前になった現在、老後は子供に迷惑をかけたくないと思っている人が多く、動けなくなったら老人ホームに入居を決めている人が増えています。

老人ホームにいくらくらいかかるのか?

「自分の老後は老人ホームのお世話になろう」と漠然と考えていると仮定しましょう。

自分が老人ホームの月額予算を決めるなら、自分の預貯金と年金をたして、なんとなくこれ位の金額なら出せるのでは?と大まかに考えていると思います。

でも、その金額で大丈夫?老後破産しませんか? そんな不安もつきまといますね。

何歳まで生きるか?で必要なお金が全然違ってくるのが老人ホームの予算を立てづらい大きな要因だと思います。

いつまで生きるのか?

私の母は、現在90歳で老人ホームに入居しています。緑内障で片目を失明、膝が悪くて自立歩行できないこと以外、どこも悪いところはありません。

この分だと、100歳までは十分生きそうです。

その母の口癖が「こんなに生きるはずじゃなかった」、「長生きするのも楽じゃない」です。

母は、自分の預貯金と年金でどうにかやりくりして、子供たちにお金の心配をさせることはないのですが、それでも、100歳まであと10年生きると、預貯金は確実に目減りします。

「お葬式の費用も残さなくてはいけないし・・」と、いつまで生きるのか不安でたまらないようです。

こんなに生きるはずじゃなかったと言うことは、何歳まで生きる予定だったのか?と聞くと、「80歳くらいで死ぬと思っていた」と言います。

そこには何の根拠もないのですが、母が生きてきた時代、女性の寿命が80歳くらいと言われていたので、漠然と自分も80歳くらいで死ぬと思っていたようです。

人生100年時代になってしまった今、この考え方は非常に危険ですね。

簡易生命表によれば、80歳時点の女性の平均余命は約12年、今や「100歳まで」は十分に現実的な話です。

今後、医療がますます発展すれば、平均余命は確実に伸びていくでしょう。

では、どうやって老人ホームの予算を決めたら良いのでしょう。ある例を取って、月額予算を算出してみたいと思います。

ある80歳女性の月額予算の算出

■年齢:80歳
■寿命:100歳
■老人ホーム入居期間:20年
■預貯金:2,000万円
■年金:月額10万円
■夫とは死別し、80歳まで自宅(持ち家)で独り暮らし

●入居一時金200万円の有料老人ホーム
●入院などの急な出費200万円確保

上記の条件で算出してみましょう。

預貯金2,000万円から老人ホームの一時入居金200万円、入院などの急な出費200万円を差し引いた額1,600万円から計算してみます。

1,600万円÷20年÷12か月=約66,000円/月

20年間、預貯金で賄えるお金は、月額約66,000円。そこに年金10万円をたすと、月額16万6,000円と言う数字が出てきます。

つまり月額16万6,000円までの老人ホームなら100歳まで生きても大丈夫と言うことになります。

では、月額16万円の老人ホームに入居できるのか?と言うとそうはいきません。

老人ホームの入居金以外にかかるお金

老人ホームにかかる費用は、おおまかに、住居費、光熱費、食費となります。介護保健は、介護度によりその費用は変わってきます。サービスを受ければ受けるほど費用が掛かります。

その他、シャンプー、洗剤、トイレットペーパーなどの生活雑費やヘアーカット(床屋代)、レクレーション代などのお金もかかります。このように考えると、別途3万円ほどの予算が必要になります。

つまり、月額16万円の予算から3万円を引いた金額、13万円くらいが妥当と言うことになります。

また、介護度があがりオムツになると、別途オムツ費用が掛かりますので、余裕をもった予算決めが大切になります。

余裕をもって老人ホームを決める

上記女性の場合は、月額13万円ほどのホームが妥当と言うことが分かりました。

老人ホームは、個室なのか?トイレ付なのか?にもより価格は変わってきます。

食事の質を求めると、1ヶ月の食費代が高くなります。

もし、個室、トイレ付を希望した場合、都心では月額13万円のホームを探すのは難しいかもしれませんね。

その場合、条件を下げるか、地方(田舎)のホームを検討する必要が出てきます。

どちらにしても、老後はお金。定年世代の方は、老後の蓄えをしっかり見直す必要がありそうです。

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