最近、こんなに増えて大丈夫?と思うくらいの勢いで、スポーツジムが増えています。
私の住んでいる駅周辺では、半径300mの範囲に大小合わせて10以上のスポーツジムがあります。
24時間系のジムがビルのフロアーにできるようになってから、加速度的に増えている感じです。
健康管理のためジムに通う若者が増え、さらに昼間は主婦と中高年層が利用しています。
ジム通いはとても良いことなんですが、中高年利用者に対してインストラクターや若者から不満がでているようです。
ジムを利用している方は、思い当たることがないか一度チェックしてみてください。
ジムは設備系施設としては格安な料金
スポーツジムには、プールや風呂、サウナを備えた大型施設と、水回りを最小限に抑えた30坪程度の小型施設があります。
コナミ、セントラルスポーツ、ティップネス、NAS、オアシスなどの大手は、充実した設備が売りです。
マシン、スタジオ、ホットヨガに加え、人工温泉、サウナ、露天風呂付、休憩室にはマッサージ機まで何でも揃っています。
ジムやスタジオで汗を流した後は、ゆったりお風呂につかり、身体をマッサージ機でケアする・・健康愛好者にとっては最高ですよね。
これらの設備を「ディプラン」や「アフタヌーン」の契約なら、月額6000円程度でフルに利用できます。
これは施設系としては、かなり安い料金となります。
平日限定プランの場合、月に利用できる日数は22日。1回の利用料金は300円程度になります。
この料金で、マシン、スタジオ、お風呂がフルに利用できるのです。風呂の設備だけでも、スーパー銭湯に引けを取りません。
ちなみにスーパー銭湯の入浴料は1回あたり800円、普通の銭湯でも470円ですから、300円でお風呂はかなりお得感があります。
そんなこともあり、トレーニング外の目的で入会する、中高年利用者も増えているそうです。
稼働率アップには中高年利用者が必須
施設側は、稼働率をあげるため昼間の時間帯に中高年層を取り込まなくてはなりません。
そのため快適な浴槽設備などを備え、中高年の会員集めに奔走しています。
行くところのない中高年者にとっては、格安で利用できる施設としてジムはまさに打って付け。
ジムと高齢者の利害関係が一致して、めでたしめでたし・・のはずでした。
ところが、中高年のマナー違反にインストラクターや若者から不満が続出していて、退会者がでているお店もあるようです。
噴出する中高年利用者への不満
どんな不満があるのかを、ネットからピックアップしてみました。
中高年男性利用者への不満
- マシンを占領して離れない
- 頼まないのに使い方を教えてくる
- なれなれしく話かけてくる
- 女性の身体をジロジロと見ている
- 女性の周りを徘徊している
- イスに座って女性ばかりを見ている
- マナーが悪いと説教する
- 温泉と間違えている
- 出口で待ち伏せしている
- 個人情報を聞きたがる
- 身の上話をはじめる
中高年女性利用者への不満
女性中高年に対しては、こんな不満です。
- マシンに腰掛けおしゃべりしている
- 近所の上下関係が成立している
- オバ友グループが我が物顔で占領
- 男性インストラクターに色目
- スタッフにファンクラブ
- ダンススタジオの陣取り合戦
- ここは自分の場所と定位置主張
- 風呂で大声で長話し
ジムで若い人たちといっしょに身体を動かしていると、自分も若返ったような気がしてやる気もでてきます。
でも他人が不快に思うことをやってはイケマセン。例えそれが相手の勘違いだとしても、嫌がることはやめるべきです。
特に女性に対しては、セクハラ行為になりかねませんので、注意してください。
稼働率アップには中高年利用者が必須
ネットでは、「最近のジムは高齢者施設のようで雰囲気最悪!」なんて声もあります。
「高齢者=雰囲気悪い」はあまりにも失礼な話しで怒りを覚えますが、迷惑になる行為は自重しなければなりません。
実際、娘さんが朝クルマで送りにきて、夕方迎えにくるまで過ごさせている「施設代わり利用者」もいるそうです。
ジムにはスタッフがいて安心ですし、風呂もついてて月6000円で利用できることから別の使い方もできてしまいますよね。
そんな雰囲気に嫌気がさした若者たちは、風呂設備のない24時間営業のジムへ移っているそうです。
確かに、中高年にとって風呂は魅力ですから、風呂なしのジムへは行かないですよね。
おそらく、今後はスポーツジムも棲み分けができてきて、中高年向けと若者向けにきちっと分かれていくような気がします。
いずれにしても、マナー違反やセクハラ行為はご法度です。
しっかりわきまえトレーニングで身体を鍛え、格好いいシニアを目指しましょう。