東京の東部に住む私がアクセスがしやすく、それでいて何度訪ねても飽きない自然のある場所として見つけたのが、奥日光でした。
普通自動車免許は持っていますがクルマにはほとんど乗りませんので、日光へは浅草から東武線を使います。東武日光までは特急「スペーシア」で100分とちょっとです。

特急スペーシア「東武鉄道HPより」
特急スペーシアは、東京と日光・鬼怒川方面をつなぐ東武鉄道で、個室やビュッフェもあり、ゆったりした旅が楽しめます。
- 日光線・東武日光駅発着「けごん」
- 鬼怒川線・鬼怒川温泉駅発着「きぬ」
で運行されています。
また、JR新宿駅と東武日光駅・鬼怒川温泉駅をつなぐ特急としてもスペーシア車両が使われています。
- 「スペーシアきぬがわ」
- 「スペーシア日光」
として運行されています。
同じスペーシアでも、乗る線によって呼び名が違うからややこしいですね^^;
スペーシアを楽しみたいなら、東武鉄道「浅草発」が断然お得
日光に行く特急列車は、4通りあるようです。(2018年現在)
- 浅草から鬼怒川、新藤原へ「特急スペーシア(けごん・きぬ)」
- 浅草から会津田島へ「特急リバティ(けごん・きぬ・会津)」
- 浅草から東武日光・東武宇都宮へ「特急(しもつけ・きりふり)」
- JR新宿から東武日光・鬼怒川温泉へ「JR相互直通特急(スペーシア日光・スペーシアきぬがわ)」
JR新宿発の「JR相互直通特急」にも、スペーシアの車両が使われているため、「あれ?同じじゃない?」と思いますが、価格は全然違います。
ここでは、浅草発とJR新宿発の料金を比べてみました。
東武浅草駅から東武日光駅
浅草から東武日光までの特急料金は、2,700円(2018年現在)です。
JR新宿駅から東武日光駅
JR新宿、JR池袋を通って東武日光に行く特急もあります。
JR新宿から東武日光までの特急料金は、4,000円(2018年現在)です。なんと!浅草発と比べると1,300円も違います。
スペーシアで行く場合、JR新宿発より、浅草発の東武本線を使った方断然お得になります。
私は、頻繁に奥日光を訪ねたいので、料金が安い「浅草発」のスペーシアを利用しています。
東武日光より奥日光へ
目指す奥日光へは、東武日光駅からさらに東武の路線バスでいろは坂を登り、中禅寺湖を左に見ながら竜頭の滝を過ぎ、赤沼のバス停で降車します。
渋滞がなければここまで70分くらいです。
戦場ヶ原自然研究路ハイキングコースが私のウォーキング
戦場ヶ原には、奥日光を代表するハイキングコースがあります。戦場ヶ原から小田代ガ原にかけての自然研究路のハイキングコースが特にお勧めです。
「奥日光の湿原」として「ラムサール条約」に登録されている戦場ヶ原は「木道」が整備されハイキングに最適です。
コースはほとんどが下り坂になっていますので、高齢者やハイキング初心者でも歩きやすいコースになっています。
「赤沼」からの「戦場ヶ原自然研究路ウォーキング」が、私の奥日光散策の始まりになります。

戦場ヶ原の池塘(ちとう)
小川に沿った平坦な土の道を歩き出す時の気持ちはいつも新鮮です。
普段、街の中で舗装された道を歩くことがほとんどであることもあって、土の道を歩くだけで自然に帰ったような喜びが湧いてきます。
しばらく穏やかな森の中を歩いて青木橋に出ると、その先はよく整備された木橋になります。
高層湿原である戦場ヶ原は現在、湿原から草原に変貌を遂げている最中ですが、自然研究路を歩き出せばまだまだ湿原の状態が見出されます。ですから木橋を歩く必要があるわけです。
自然研究路を1時間ほど歩くと道が二つに分かれます。「湯元」へ向かう道と「小田代が原」に向かう道です。その時の気分ですが、「小田代が原」に向かうことが多く、20分ほどミズナラとカラマツの林を歩いて、「小田代が原」に抜けます。

小田代ヶ原のあざみ
「小田代が原」を一周してからは、元の道に戻って自然研究路を「湯滝」に向かい、滝の脇に取り付けられた石段を上って湯の湖に出ます。
静寂の湖である湯の湖のほとりをゆっくり歩いて、定宿のある湯元温泉街に入り、旅の疲れを濃度の濃い硫黄温泉で癒すと、食欲がいつもの倍出てきます。
そろそろ体にもメンテナンスが必要な年代となりましたが、この繰り返しが健康の秘訣のように思えます。