日本の食卓になくてはならない漬物。私も漬物さえあればご飯が食べられるほど大好きです。
漬物には、糠(ぬか)漬け、塩漬け、糀漬け、たまり醤油漬けなど色々ありますが、今回は、たまり醤油漬けの絶品漬物をご紹介したいと思います。
坂倉の漬物色々 5点セット
坂倉の漬物は、千葉まで行かなくても、デパ地下やネット通販で買うことができます。
私は、今回ネットで購入しました。価格はスーパーで売られている漬物より高いですが、たまり醤油漬けが好きな方なら一度は食べてみても損はない漬物です。
今回購入したセットの内容は
- たまりらっきょう
- 鉄砲漬け
- おり漬けしょうが
- おり漬け詰合せ
- ひしほ
の5点セットです。
坂倉の漬物は、鉄砲漬けと生姜漬けが有名と言うことで、まずは鉄砲漬けからいただいてみました。
まずは鉄砲漬けから
スライスするとこんな感じ。包丁の切れ味にもよりますが、本来、もっと薄くスライスするともっと美味しく食べられると思います。
鉄砲漬けは、千葉県成田市名産で、瓜の種の部分を抜き、ここにシソで巻いた 「青トウガラシ」を入れて醤油漬けまたは味噌漬けにしたものを言います。
なぜ鉄砲漬けと言うのか?
外の瓜を鉄砲の筒、中に入っているシソ巻き唐辛子を弾丸に見立てたことから「鉄砲漬け」と名づけられています。最近は、瓜より手ごろなキュウリで代用したものが多く出回っています。
青唐辛子がピリッと効いてご飯のお供にピッタリです。
塩分が気になる方は、スライスよりみじん切りにしたほうが食べる量を調節できます。
たまりらっきょう
次は「たまりらっきょう」を食べてみました。
ご覧の通り、たまり醤油づけらしく、まっ茶色です。こちらも、たまり醤油の豊かな香りと味でご飯が進みます。
たまり醤油漬けはしょっぱく感じる方も多いので、らっきょうをこのままポリポリ食べるより薄くスライスして食べると塩分の調節ができます。
おり漬けしょうが
生姜が丸のままたまり醤油に漬けてあります。辛いので薄くスライスすると良いですね。みじん切りにしてお豆腐の付け合わせにしてもイケます!
ひしほとは何ぞや?
「ひしほ」は、初めて聞いた言葉です。「ひしほ」とは何ぞや?
「ひしほ」は漢字で「醬」と書きます。これは、醤油(しょうゆ)の「醤」と言う漢字ですね。一般的には大豆と麦で作った味噌(みそ)の一種
こちらも、熱々ごはんの上にのせて食べたり、お豆腐などの付け合わせや薬味としてもばっちりです。
WIKIでは、
醤(ひしお)は、ペースト状の調味料、あるいは味の濃い食品の総称である。日本では食品を麹と食塩によって発酵させて製造した調味料または食品と認識される。
とあります。
また、「ひしお」が「ひしほ」になった由来は、
醤の日本語の訓読みである「ひしお」の用例は平安時代に遡(さかのぼ)る。『和名抄』(日本最古の辞書)において、醤の和名に「比之保」(ひしほ)が当てられている
とあります。
WIKIによると「ひしほ」は、5世紀ごろ中国から伝来した発酵食品と言うことです。すごく古~い食品だったのですね。
中華料理の調味料では、豆板醤(とうばんじゃん)、甜麺醤(てんめんじゃん)、XO醤(えっくすおーじゃん)、コチュジャンなど「醤(じゃん)」とよばれています。
日本古来の「醤(ひしお)」は、中華料理の「醤(じゃん)」と言った方が馴染みのあるひとが多いのではないでしょうか。
坂倉の漬物に限らず、たまり醤油の漬物は、どれもしっかりとした味がついていますので、塩分控えめを心がけている方は、うすくスライスしたり、みじん切りにして量を調節しながら食べると良いですね。