定年後の過ごし方

定年後、孤独を感じない老後をつらつらを考えてみた

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定年後の孤独は、特に一人暮らしになったとき、ひしひしと感じると思います。

子どもが独立し伴侶に先立たれると、その寂しさはピークを迎えます。

家族と暮らしていた時は、毎日の生活に追われて孤独を感じる暇などなかったように思います。

もともと一人暮らしで「孤独には慣れているよ」と言う人でも、定年後は孤独にさいなまれることがあります。

たとえ一人暮らしでも、会社に行けば同僚もいたし、仕事で話もしてきました。やりがいも感じたことでしょう。

朝起きたら「やることがある」、「行くところがある」と言うのは、失ってみて初めてその価値が分かります。

孤独な老人

どこにも行かなくても良い生活、いや、どこにも行く所がない生活と言うのは、本当に寂しく、つまらないものです。

家族がいても老人は孤独を感じる

「老いると言うことは家族がいても孤独を感じること」と、いつかのドラマで見たとき、老人の寂しさが伝わってきました。

ドラマでは、孫たちが「今どき」の話で盛り上がっています。家族が生活に必要な課題を話し合っています。

その話の輪に入っていけない自分がいます。とても話についていけません。何で盛り上がっているのかサッパリ分からず、ただ黙ってニコニコしているだけ。

家族からは大切にされています。家の中が賑やかなのは嬉しいことです。

でも、賑やかであればあるほど、のけ者にされたような寂しさが押し寄せます。

いつまでも中心人物ではいられない自分・・・なんとわがままなことだろう。

分かっています。もう、必要とされていません。自分の時代は終わっていること。現役でやってきた時代は終わりを告げ、もう何もしなくていいよとお墨付きをもらったのです。

色々なことができなくなる、あちこちが壊れてくる、それが老後です。

忙しくて自分を見失いそうになっていた時は、早く子供が独立して悠々自適な暮らしをしたいと思ったときもあるでしょう。

しかし、いざそうなってみると、本当につまらなく寂しいものです。

これが現実です。

定年後の老人を受け入れる受け皿がない

一昔前、日本は3世代同居が一般的でした。

歳をとった両親は子供が面倒を看る。世間からは、老人ホームに入れるなんて親不孝だと思われていた時代です。

ところが、現在は、老親と同居する子供が少なくなり、核家族化が進みました。

アメリカなど欧米諸国は、結婚すれば親と同居することなく独立します。核家族は当たり前でした。

歳をとった親は、当然一人暮らしになります。

そんな老人たちの受け入れ場所が、スターバックス(※1)のようなカフェやボランティア、協会などです。

欧米諸国は、早くから老人の一人暮らしにフォーカスし、その受け皿が用意されていました。

日本も欧米に追随する形で核家族が進みましたが、3世代同居が当たり前の時代が長く続いていたため、老人が活躍できるボランティアなどの受け皿が思ったより整っていないと感じます。

再就職もない、ボランティアもない、趣味もない、こんな定年後の老人たちが迷える子羊になるのは当然といえば当然なのかもしれません。

(※1 スターバックスは日本では意識の高い若者が「おしゃれな感覚」で行くカフェとして定着していますが、アメリカではいつでも安価で手軽にコーヒーを購入できる地域コミュニティ性の高いカフェです。)

迷える子羊にならないために

孔子の言葉に、「吾、十五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順う。七十にして心の欲する所に従えども、のりをこえず。」というのがあります。

人生が70歳くらいまでの時代では、70歳になれば、「悟りの究極を体得し思うがままに生きても外れることはない」ということでしょう。

ところが、今は、「人生100年」と言われる時代。50歳で自分の天命を知ったつもりでも、会社をやめた途端、60歳にして迷える子羊になってしまう人が少なからずいると思います。

思うに、サラリーマン時代に一生懸命やってきたことは、仕事のスキルを上げること。50歳になりある程度仕事のスキルを上げることができ、そこで天命を知っても、それはあくまで会社あっての話。

会社を離れた後もそのスキルを活かし、輝き続けられるのはほんの一握りの人でしょう。

仕事と並行してなにか自分のスキルを上げることをやってきた人は、会社が無くなっても迷える子羊にはなりません。

寝食忘れて没頭できること、三度の飯より好きなことがある人は、孤独を感じることは少ないでしょう。

今からでも遅くありません。自分の世界を持つことです。

仕事の他、寝食忘れて没頭できること、三度の飯より好きなことを見つけることが、定年後迷える子羊にならない、孤独を感じない1つの方法だと思うのです。

簡単に見つかるとは思えませんが、考えて探してみる価値はあるかと思います。

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