65歳で退職したあと5年、できれば10年。何らかの仕事をしてみたいと思っている方が多いのではないでしょうか。
1日フルでなくて週に2、3日。自分のペースで働けて、できれば自分の興味にあった仕事だと楽しめますね。
音楽が好きなら楽器屋さん、花が好きなら花屋さん、工作が得意ならDIYショップ、山好きなら山岳ボランティアなどといった感じです。
自分の経験や知識を活かせますし、やっぱり好きなことは楽しい。
生活優先で何十年も仕事をしてきたのですから、残りの人生は「本当に好きな事」をやっていきたいですね。
終わりよければすべてよしの人生を!
65歳で退職したあと、健康に動ける期間は10年ほどです。
その10年をどう過ごすかで、人生の充実感も大きく変わってくるのではないでしょうか。
何もせずぼーっと過ごしてしまうと「自分の人生ってなんだったんだろう」となりますが、最後に自分の好きなことができれば「人生最高!」となります。
『最後よければ全て良し』なら、これまでの苦労も好きなことをするための下準備期間と思えますし、バラ色のキラキラ人生で終えることができます。
そんな人生を送りたかったら、自分のやりたいことは何だったのか、総チェックしてみてはいかがでしょうか。
自分がやりたかったことを全部書き出してみる
まずは子供の頃から現在まで、やりたかったこと、やろうと思ってもできなかったことを書き出してみます。
影響を受けた背景なども書いてみると、自分史のようになってなかなか面白いものです。
例えば、私の小学校、中学校の頃の「やりたかったこと」はこんな感じです。
【小学校の頃やりたかったこと】
- 自衛隊の戦闘機パイロット(おそらく漫画「紫電改のタカ」の影響)
- ヨットで世界一周(堀江さんの「太平洋一人ぼっち」の本)
- サーフィン(映画「ハワイの若大将」)
- エレキギターでミュージシャン(ベンチャーズの朝日のあたる家)
【中学校の頃やりたかったこと】
- 南の島国へ移住(「天国に一番近い島」森村桂の影響)
- ヨットの設計(船大好き)
- バイクツーリング(近所のバイク好きお兄さんの影響)
このように高校、大学、就職してからと、どんどん継ぎ足して書いていきます。
それを60年分ズラーッと書き出し眺めてみると、自分は本当に何をしたかったのか、だんだんと見えてきます。
海とワクワク感が大好き
私の場合はとにかく海が好きで、子供の頃から一貫して「海」に関することばかりです。
生まれ育った実家が、海から100mのとこにあったせいもあるのですが、まるで「海バカ日誌」の人生です。
子供の頃は漁師の子の家の伝馬船に乗り、素潜りしてウニやサザエ獲りの毎日。高校になってシュノーケリングや海キャンプ。
大人になってからは、ウインドサーフィン、南島巡り、小型船舶4級、ジェットスキー、小型船舶1級と、いつも海に接してきました。
「やりたかったリスト」を書いてみて、もう一つ気がついたのは『ワクワク感』でした。
ヨットや、バイクツーリング、一人旅と、次に何が起こるかわからないことに対して、とてもワクワクする性格があるようです。
「いつも刺激を受けていたい・・、変化が大好き」みたいな願望が人より強いんですね。
私の残りの人生は、やっぱり海に関係したものが、自分らしくて一番いいという結論でした。
色々あったシニアの海関係の仕事
そんなわけで、シニアでも海で働ける仕事をネットで探してみました。
「JOBS FOR SEAMAN」「Indeed (インディード)」「求人ボックス」「はたらいく」などで、『海の仕事』『船 仕事』『漁船』などといれると、検索できます。
東京、千葉、神奈川に地区限定して探してみると、以下のようなものが見つかりました。
1.海洋散骨クルーズ船のスタッフ
東京湾の海上での散骨を手伝う仕事(ボランティア)です。天気の影響があるため不定期のようです。
2.警戒船・交通船の警戒員
年齢制限不問で、東京湾で警戒船という小さな船で監視作業をする補助員です。年齢65歳までとあります。
3.旅客船クルーザーのクルースタッフ
東京湾で運行するクルーズ船内で、ドリンクやチケット販売する仕事です。年齢不問とありました。
4.釣り船利用者の対応、軽食の提供
釣り船の利用者の昼食を提供する仕事で土日のみ。シニア歓迎とありました。
5.屋形舟の補助スタッフ
屋形船に乗ってお客さんのフォロー。食事の用意、天ぷらあげ、片付けなどの仕事です。
私の場合、小型船舶1級の免許を持っているので、海に関係する何らかの仕事は見つかりそうです。
海風と潮の匂い、波の音とマリンブルー、それだけで幸せを感じるので、やっぱり残りの人生は海の近くで過ごしたいと思っています。
退職を機に都心の家を売却し海沿いに移住する人の記事を見ると、「あっ、同じく海に魅せられた人だ・・」と、つい嬉しくなります。
みなさんも「やりたかった自分史」つくってみて、本当にしたかったことを見つけてみてはいかがでしょうか。
意外な自分が見つかるかもしれませんよ。