定年になり、夫が毎日家で過ごすようになると、妻が「夫源病」になると言われています。
「夫源病」とは、夫が原因で妻が体調を崩してしまう症状の総称で、最近は定番の言葉になりましたよね。
夫源病の一番の原因は、「毎日夫が家にいること」。つまり夫の存在そのものなのですが、中でも食事がきっかけになっていることが多いようです。
「朝、昼、夜」と3食の用意と後片付け。その合間をぬっての洗濯、掃除、買い物、雑用で、妻はクタクタになってしまいます。
特に、夫の昼飯がネックになっているらしく、これがあるがゆえに妻は何もできなくなってしまうと言います。
料理担当になったら家庭が超円満に
「そう言う事なら自分が家の料理を担当する!」と宣言し実行すると、家庭がうそみたいに円満になるようです。
実際、私の友人は60歳で早期退職し「3食の食事はすべて自分が作る!」と決め1日も欠かさず実行、家族からも大絶賛されています。
料理の腕もプロ級に上達し、作るのが楽しくてしょうがないそうです。今では庭に家庭菜園をつくって、野菜づくりから始めています。
一流のシェフは、ほとんどが男性ですから、できないことはありませんよね。
彼のように3食は無理としても、とりあえず1食だけでも担当すれば、夫の株がグーンと上がります。
キッコーマンの動画で野菜の切り方を覚える
とは言え今まで何もしてこなかった人は、包丁の使い方も野菜の切り方もわかりません。
「料理教室」に通う手もありますが、今は動画配信サービスを利用すれば料理教室に通わずとも覚えられます。
まずは、基本として野菜の切り方を覚えます。
野菜の切り方には、「薄切り・輪切り・半月切り・いちょう切り・みじん切り・細切り・せん切り・薄切り」があります。
料理本などに「にんじんをいちょう切って・・」という説明がありますが、「いちょう切り」が何なのかを知らないと先へ進めません。
おすすめなのは、キッコーマン提供の「野菜の切り方 動画」です。
<キッコーマン 野菜の切り方動画 より>
この動画では、「野菜の切り方」の基礎や、「切るときの手の添え方」や「包丁の使い方」が学べます。
動画を見ながらはじめはゆっくり基本に忠実に、あとは数をこなしていけば、主婦に負けない包丁さばきが取得できます。
ミシュラン一流日本料理店主に学ぶ包丁さばき
料理は切り方ひとつで、味が全然違ってくるといいます。うまい料理を作るには、包丁さばきも重要です。
一流の包丁さばきを学ぶには、「お店に弟子入りして親方の技を何年もかけて盗む・・」でしたが、今では動画で簡単に学べます。
(余談ですが上の文書を書いていたら、萩原健一さんの「拝啓 おふくろ様」のサブを思い出しました。あれは、面白かったですね・・)
おすすめ動画は、ミシュラン星付きの日本料理「一凛」の店主、橋本幹造先生による包丁の使い方です。
<貝印 動画で見る包丁の使い方 より>
この動画は、カミソリでおなじみの「貝印」が提供しています。貝印は、包丁にも力を入れているんですね。
この動画を見れば、肉の切り方、魚のおろし方、さばき方の基本が一通り学べます。
板さんがスパッと切れる包丁で魚をさばいているのを見ると、本当に格好良いですよね。
この包丁さばきを身につけたら、鬼に金棒。若いときにできていたら、色んな意味でもっと違った人生になったかも・・ですね。(笑
料理の作り方を学ぶには、料理動画が一番
料理の基礎を学んだら、次は実践の料理です。これも料理動画で学びます。
料理動画は、1分から2分程度の短い時間で作り方を覚えられ、その通りにつくれば素人でも、そこそこうまい料理ができます。
カメラをまな板の上面に据えて撮影しているのでコツも掴みやすく、見てすぐに料理に取り掛かることができます。
レシピと料理のポイントも文章でしっかり書いてあるので、その通りにやれば誰でもおいしく作れます。
料理の動画は、PC動画サイト、スマホアプリ、インスタグラムなどにたくさんアップされていますので、うまく使ってください。
目で探せる料理サイト「DELISH KITCHEN」
私のおすすめの料理動画サイトは、「DELISH KITCHEN」です。
「DELISH KITCHEN」は、お肉、野菜、魚介など作りたいものが、すぐに探せるよう整理されています。
また、いろいろな料理を画像で見れるのもポイント。知らない料理がどんどんでてくるので、見ているだけで楽しくなってきます。
毎日作っていると何をつくるか考えるのが大変ですが、料理を見ながら「これ食べたい!」と思うことは簡単です。
その日のメニューは、「自分で食べたい」と思ったものをつくるのが一番です。
自分が食べたいものなら「つくる張り合い」もありますし、出来上がりも待ち遠しくなります。
どうせやるなら、イヤイヤではなく楽しくつくりたいですからね。
「つまみ」をつくるならCookPadの動画サイト「晩酌つまみ」がおすすめ。621品目の晩酌用おつまみが紹介されています。
家族のごはんを作ってあげれば、円満な老後生活と介護が必要になったときの世話は保証されます。
萩原健一さんのサブになった気分で、ぜひトライしてみてください。