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定年男性の勘違い 妻は夫の定年を喜んでいないのか! 

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40年働き続けて、子供を育てあげ家のローンも払い終わり、退職金をもらってやっと迎えた定年。

人生の役目を一つ終えたという感じがしますよね。

「退職したら、家でのんびりして好きなことをしながらゆったり暮らしたい・・」は、誰もが願う男の素直な気持ちです。

家で盆栽いじりの男性

しかし、そのささやかな願いが叶わないような事態が、家庭の中で進行しているかもしれません。

夫の定年を歓迎していない妻

男性の目線から考えれば、定年後は家族から感謝される人生が待っているはずです。

朝ゆっくり起きて近所を散歩したり、妻と映画や美術館へ行ったり、たまには温泉旅行をしたりと、退職後の楽しい生活を描いています。

ところが、妻側からの目線では、これから毎日夫が家にいることに強い恐怖を感じているんです。

極端に言えば、夫にとって「天国」のはずの退職人生は、妻にとっては「地獄」の人生のはじまりということです。

老夫婦の危機

いったいこれは、どういうことなのでしょうか。

テレビ番組で、視聴率をとっている特集に「夫源病」や「熟年離婚」があります。

「夫源病」は、夫が原因でストレスのため体調を崩してしまう病気で、「熟年離婚」はそれに耐えられず離婚へと発展してしまうケースです。

夫が働いている時間帯に放送している昼ワイドショーでは、そんな特集が連日放送されています。

視聴率があるということは、関心ある多くの人が見てるということ。その人とは、妻になります。

ですから、男性は夫の定年を歓迎していない妻がたくさんいることを、しっかり自覚しなければなりません。

「そんなことないよ。うちは仲が良いし、これまでも休みの日には一緒に出かけていたし・・」と、反論する人もいるかもしれません。

しかし、その考えは間違いであるかもしれません。

夫婦の過ごしてたのは結婚生活の2割程度

これまでの生活がうまくいっていたのは、夫の時間と妻の時間の線引きがあったからです。

実は、夫婦はいつも一緒と言いながら、実際にはかなりの時間別々に過ごしています。1週間に例に説明します。

平日、夫と妻が一緒にいる時間は通勤前と帰宅後だけ。土日は一緒に過ごしたとして計算してみます。

 平日 朝の1時間、帰宅して寝るまでの4時間・・・1日5時間程度

 土日 フルに共に行動したとした場合・・・1日14時間程度

1週間夫婦が過ごした時間の合計は、5時間×5日+14時間×2日=53時間となります。

1週間は24時間×7日=154時間ですから、夫と妻が一緒に過ごしてたのは、53時間÷154時間=0.344と3割程度になります。

この計算は、土日フルに一緒に過ごしていたときなので、実際は1割、2割程度しか一緒に過ごしてないかもしれません。

夫婦はいつも一緒といいながら、夫と妻は別に生活している時間のほうが多いのです。

主婦の時間

妻の立場からみれば、夫と過ごす時間は1、2割程度、あとの時間は自分(妻)のものとなります。

定年により夫婦のバランスが崩れる

これまで結婚以来30余年、このような時間配分でずーっと夫婦生活のバランスを保ってきました。

ところが、夫が退職して家に毎日いるようになると、このバランスが一気に崩れてしまいます。この状況は、妻にとって初めての経験です。

常に夫といることが妻にとって大きなストレスとなり、そのため体調を崩したり、耐えられず離婚に発展してしまうのです。

妻の本音

いろいろな情報サイトから、妻の本音を拾い集めてみました。

妻の悩み

  • 丸1日一緒にいると耐えられない
  • 2人でいると息苦しさを感じる
  • まるで監視されているようで嫌だ
  • 3回の食事の用意が当たり前だと思っている
  • テレビを独占して見たいテレビもみれない
  • どこへ行くのもついてくる
  • 毎回「どこへ行くんだ」と聞かれる
  • 話かけても「うん」と「ああ」だけ
  • 気軽に友達と会うこともできない

男の立場からみると、「こんなふうに思っているんだ、あまりにもひどいな・・」ですよね。

でも、妻の立場から見れば、夫の退職によりこれまで自由に過ごしてきた自分の時間がすべて奪われてしまうのです。

逆の立場だったら・・と考えてみれば、妻が耐えられないことも理解できるはずです。

タレントの上沼恵美子さんも夫源病に

タレント、漫才、司会でバリバリ活躍している上沼恵美子さんも、女性セブンで夫源病を告白してました。

夫は元関西テレビの関連会社の社長だったのですが、早期退職して好き勝手に生活していたそうです。

ある日上沼さんが風邪をひいて「熱があるみたいやから、早めに寝る」というと、夫に「そしたら晩ごはんは、どないなる?」と言われたそうです。

この時、上沼さんはかなりショックを受けたそうです。

そんな生活が続き、上沼さんは2013年には自律神経失調症に、2014年にはウイルス性の急性肝炎で緊急入院・・。

病気の原因はどちらもストレス性だそうで、カウンセリングを受けたら「夫源病」と診断されたそうです。

現在、上沼さんは、夫の元を離れ別居しているそうです。(情報元:女性セブン2018年8月9日号)

妻とうまくやっていくための方法

妻の夫源病を防ぐには、夫はどうすれば良いでしょか。

妻の夫源病を防ぐ方法

  • 妻の時間や行動を認める
  • 妻の行動を監視しない
  • 自分のことは自分でする
  • 自分の趣味をもつ
  • 病気のときにはやさしく食事の世話をする
  • 話しかけられたら関心をもって聞く
  • 週のうちの半分は一人で外出する
  • 外の世界に関心をもち外出する

夫の退職で生活のパターンが突然変わってしまうと、やっぱり妻も戸惑ってしまいます。

少しづつ「2人で生活できるリズム」をつくっていくことが大切です。

最近は、婚姻状態のまま夫婦が互いに干渉することなく、個々の人生を歩んでいく「卒婚」を望んでいる夫婦が増えています。

「卒婚」までいかなくても、夫婦がお互いの人生を認めあい、お互いのやりたいことを支援しあえる関係が理想のような気がします。

くれぐれも、妻を自分の所有物と思ったり、昭和の親父を演じるような真似はしないでくださいね。

そんなことをすると、老後は一人で生活することになってしまいますよ。

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