お金のこと

他人事ではないかんぽ生命 日本郵便が組織ぐるみで詐欺?

投稿日:

ちょっと前まで、郵便局はどんな田舎にもあり、日本のどんな過疎地へも郵便を届けてくれる、もっとも信頼できる機関でした。

子供の頃、顔見知りの配達のおじさんに「元気?」って声をかけてもらうとうれしいかった記憶があります。

郵便ポスト

大人になってからも、住宅の積立てや生命保険、子供学資保険などでいろいろとお世話になりました。

郵便局の赤は、信頼の色でしたよね。

そんな郵便局が、今、会社ぐるみの詐欺保険販売していたとして、大問題になっています。

民営化の意味をとり間違って暴走!

こと話の始まりは、日本郵政の民営化にあります。

2007年10月1日に郵政民営・分社化により、郵便局株式会社、郵便事業株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命保険の4社が誕生しました。

いわゆる小泉内閣のときの目玉、「郵政民営化」ですよね。

現在は、郵便局株式会社と郵便事業株式会社が合併して「日本郵便株式会社」となり、郵便局で郵便、預金、保険など郵便事業の全般を取り扱っています。

2007年以前、郵政事業は国の管理下でしたので、利益のことなど考える必要のない組織でした。

しかし、民営化になれば当然のことにように、売上げや利益が重視されてきます。

民間にとっては当たり前の事なのですが、これがすべて悪い方へ行ってしまったようです。

「民営化後の郵便局は、商品を血眼で売るゴリゴリの営業会社です。過剰なノルマに苛まれ、『数字が全て』の風潮の中で、”やばい営業”に走る人も少なからずいるのです」東京で働く郵便局員はため息混じりに打ち明けた。

出典 週刊文春 7月25日号

上記は、週刊文春さんの記事なのですが、ため息なのは被害にあった私たち側ですよね。

かんぽ生命の悪質保険契約例

今までわかっている「かんぽ生命」の悪質営業の内容としては、以下のようなものが報告されています。

  • 乗り換えのため元の保険を解約したがかんぽ生命に断られた
  • 新契約をしたが病歴が告知しなかったとして保険金が支払われない
  • 旧保険が半年間以上解約されず2重に徴収されていた
  • 4~6ケ月無保険になっていた

(上記項目参照元:週刊文春 7月25日号)

ターゲットとされたのは、ほとんどが高齢者のようです。

信頼を得ているという立場を利用して、高齢者に言葉巧みに近づき保険の乗り換えを提案。

かんぽ生命カタログ

高齢者は契約内容を十分に理解しないまま、契約されてしまっているケースが多いそうです。

契約金が半年間2重に取られていた・・なんて、これでは詐欺と言われてもしょうがないですよね。

不適切な保険契約が9万3千件も・・

日本郵政の内部調査では、7月10日時点でこのような不適切営業が9万3千件あったそうです・・。

詐欺まがいの手口で契約をとり成績を上げている社員の年収は1000万円、良心に苛まれノルマ達成できない社員の年収は300万円。

成績が悪い営業は上司から罵倒され研修を受けさせられ、成績優秀者は表彰されるという、局内は地獄のような状態だったようです。

民営化のルールは、社員の成績は上司の成績となり局長の実績となって、それぞれの出世が決まっていきます。ただし、それは正しいルールの中でのもの。

日本郵便では結果第一主義となり、言葉にしないながらも「騙してでも契約件数を上げる」になってしまったのではないでしょうか。

内部告発を避けるために社員のSNSを禁止に

さらに、批判されているのが、2019年7月12日に日本郵便がだした社員への「SNS投稿の禁止令」です。

この禁止令は、内部告発や悪事の手口が次々とでるのを恐れてのことだと言われています。

郵便ロゴ

ということは、さらに深い闇がたくさん隠されているということなんでしょうか。

高齢者の預金不足が指摘されているなか、そのわずかな資金を食い物に、意味のない生命保険の乗り換えに使わせる・・。

こんなことは、けっしてあってはならないことです。

2900万件の全契約者へ契約の再確認

日本郵便は、2019年7月14日、2900万件の全契約者に対して「保険の契約内容が契約者の意向に合っているかを再確認する」ことを発表しました。

もし、契約者が意向に沿わない契約だったと申し出た場合には、契約時の状況を確認した上で、取り消しや保険料の返還などに応じるそうです。

契約した内容についてよく理解できないときには、契約窓口に連絡すれば担当営業が詳しく説明してくれます。

契約の取り消しや前の保険に戻す方法

納得できなかったり、昔の契約の方が有利だったりしたときには、解約や返金、さらに乗り換え前の契約に戻してもらえます。

ですから、かんぽ保険をお持ちでしたら、その契約内容をもう一度チェックしてみてください。

内容がわからないときは、郵便窓口へ連絡して説明しに来てもらい、大切な老後の資金を守ってください。

-お金のこと
-, , ,

Copyright© 定年ライフ|定年後の生き方・具体的な行動プランをサポート , 2020 All Rights Reserved.